今日のお花は檜扇と夏菊でした。
檜扇は葉っぱの感じが檜扇というヒノキの薄い板をとじあわせた扇に
にているところから名づけられたそうです。
アヤメ科でアヤメの葉を、べたーっと広く伸ばして、
扇状に広げたような感じ…^^;
ま、写真を見ると「あぁ〜!」という感じなのですが…
タネは真っ黒のころんとした種で、「射干玉(ぬばたま)」「烏羽玉(うばたま)」といいます。
黒(髪)とか夜とかの枕詞「ぬばたまの〜」の「ぬばたま」です。
ぬばたまの 夜の更け行けば 久木生ふる 清き川原に 千鳥しば鳴く
一度だけ見たことがあるのですが、
本当につやっつやでめっちゃ綺麗な黒い種です。
枕詞になるのがなっとくーという感じの。
花は小ぶりでオレンジの斑点のある小さな花です。
葉がすごいボリュームなので花がすごく小さく見えます。
私の実家が京都に近いので、檜扇といえば祇園祭。
昔は祇園祭の頃にはあちこちの家で軒先とか、
お店だったらウインドーとかに檜扇が飾られていました。
お稽古をするようになって、花材に檜扇がきたら、
あぁ夏だなぁ…と思うようになりました。
そしてそのあと、そろそろ鱧食べたい…となるんですけどね^^;
とてもボリュームのある花なので、
ジャングルにならないように入れるのが難しいです^^;
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